こんにちは!
騒音問題=集合住宅と思う方が多いかと思いますが、戸建て住宅でも騒音問題に悩まされることがあります。
また、外部からの音だけでなく、家族が出す生活音がストレスに繋がってしまうこともあります。
住宅の防音性は快適に生活するためにとても重要です。
そこで今回は、「家の防音性」についてご紹介します💁♀️
住宅の防音性が重要な理由
理由①
騒音がストレスに繋がる
住宅の防音性が低い場合、周辺環境によっては騒音が頻繁に発生し、ストレスに繋がってしまいます。
例えば、線路沿いの家で電車の走行音や踏切の音が気になったり、人通りの多い大きな道路沿いのの家で夜まで話し声が聞こえたりと、絶えず騒音が発生することも。
騒音によってストレスがかかりぐっすり眠ることができないと、健康にもよくありません。
また、部屋ごとの防音性が低いと、家族間の騒音トラブルにも繋がります。
掃除機・洗濯機の音や子どもの足音、会話など、生活リズムが違うとなおさらこれらの音が気になりやすくなるため、注意が必要です。
理由②
騒音による近隣トラブルの防止
騒音による近隣トラブルは集合住宅で起こると思われがちですが、戸建住宅で発生することも。
家の防音性が低いと、楽器の音やペットの鳴き声、話し声、テレビの音、階段を上がる時の足音などが近隣に聞こえてトラブルになる可能性もあれば、近隣からこれらの音が聞こえてきて快適に過ごすことができなくなってしまうこともあります。
理由③
生活音が外に漏れるのを防ぐ
家の防音性が低いと、家の中での会話や生活音が外部に漏れてしまうことがあります。
会話が外に漏れると個人情報も同時に伝わってしまったり、生活音が外に漏れると在宅か不在かが分かりやすくなり、空き巣などの犯罪被害に繋がってしまう恐れもあります。
防音対策の種類
- 遮音対策
- 吸音対策
- 防振対策
遮音対策
遮音は、音を遮断して跳ね返すことで伝わりにくくします。
具体的には、以下のような方法があります。
- 遮音カーテンを使用する
- 壁や天井を厚くする
- すき間をなくし気密性能をあげる
- 防音サッシを採用する
吸音対策
吸音は、空気中の音を吸収して伝わりにくくします。
具体的には、以下のような方法があります。
- 吸音性に優れた材質を使用する
(多孔質材料など) - い草の畳を使用した和室を設ける
防振対策
防振は、振動を制御し振動で伝わる音を伝わりにくくします。
具体的には、以下のような方法があります。
- カーペットを敷いて振動を抑える
- 洗濯機など振動する家電を壁から離して設置する
防音性能を高める方法
気密性・断熱性を高める
「高断熱・高気密の家は静か」という話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
気密性が高いということは、住宅のすき間が少ないということ。そのため、音漏れを最小化することができるのです。
また、グラスウールやセルロースファイバーといった繊維系と呼ばれる断熱材は吸音性が高く、発砲ウレタン系断熱材は遮音性が高いと言われています。
高い気密だけでは遮断しきれなかった音も、断熱材が防音してくれるのです。
間取りを工夫する
間取りを工夫することも重要です。
音が発生しやすいトイレや浴室、脱衣所などの水回りをリビングや寝室から離れた位置にすることで、生活音によるストレスを軽減できます。
比較的大きな音が発生しやすい子ども部屋や楽器を使用する部屋は、隣家と接しない位置に配置することで、外部への音漏れを最小限に抑えることができ、トラブル防止にも繋がります。
設備で防音する
防音性の高いガラスや二重窓、防音ドアを採用したり、クッションフロアを敷く、床や壁を二重構造にするなど、設備によって防音性を高めることができます。
土地選びから気を付ける
家の防音性を高めても完全に音をシャットアウトすることは難しいです。
静かな場所で暮らしたい場合は、土地選びの段階から時間帯ごとの周辺環境をしっかりとチェックしておくことが大切です。
以下のような場所の近くにある土地は騒音が発生しやすい可能性があります。
- 繁華街
- 工場
- 高速道路
- 線路・踏切
- 深夜営業の飲食店
- 公園
今回は、「家の防音性」についてご紹介しました。
家の防音性は、心身とも落ち着ける住環境を実現させるためにとても大切な要素です。
ぜひ、防音性を高めてストレスフリーな生活を実現してみてくださいね!
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