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外構にもこだわりを!よくある失敗例と防止策

こんにちは!
外構工事によって建物のイメージは大きく変わります。
家づくりの際に、間取りや内装など室内のことを真剣に考えがちですが、建物の周囲の外構についても目を向け考えてみることで、もっと素敵なマイホームを実現することができます。

そこで今回は、「外構のよくある失敗例と防止策」についてご紹介します💁‍♀️

外構とは

外構とは、門やアプローチ、駐車場、植栽などの敷地内で建物周辺を構成するものを指します。

  • 玄関アプローチ
  • 門扉・門柱
  • フェンス
  • ブロック塀
  • ウッドデッキ
  • 植栽
  • ガレージ・カーポート  など

外観のデザイン性の向上だけでなく、プライバシーの保護や駐車スペースの確保・防犯性など機能性を向上させる役割もあります。

外構の種類

オープン外構

オープン外構とは名前の通り開放的な状態で、塀やフェンスなどで家を囲わない外構のことを指します。門扉やブロックなどを設置しないため、費用を抑えることができます。

広々としていて開放感があり人や車の出入れがしやすいですが、外から家の中が丸見えになりやすいため、曇りガラスや防犯ガラスを採用することがオススメです。

また、敷地の境界線が分かりづらい分、近道として利用されるなど勝手に侵入されるケースもあるため注意が必要です。

クローズ外構

クローズ外構は、オープン外構と反対で塀やフェンスなどで家を完全に囲んでしまう外構のことを指します。

外からの視線が届かないためプライバシーを確保することができたり、車や台風時の飛来物が住宅に接触するのを防ぐことができる一方で、防犯の面では犯行現場を目撃されにくいため、狙われやすくなってしまうことがあります。

センサーライトや防犯カメラ、音が出る砂利などで防犯対策を行うことがオススメです。
また、設置する設備の数が多くなる分、オープン外構に比べて費用が掛かってしまうので注意が必要です。

セミクローズ(セミオープン)外構

セミクローズ(セミオープン)外構とは、必要な場所に部分的に塀やフェンスを設けた外構のことを指し、オープン外構とクローズ外構の両方のメリットを活かすデザインが可能です。

価格帯も機能性もオープン外構とクローズ外構それぞれの中間に位置するため、多くの住宅で取り入れられています。

外構の失敗例と防止策

駐車スペースが狭かった

駐車スペースが狭いと車の出し入れがしづらいだけでなく、荷物の積み下ろしや人の乗り降りもしづらくなってしまいます。

熊本は車で移動する方が多く、自家用車の使用割合が高いです。
今は車が必要なくても子どもが成長すると後々増えていく可能性があったり、買い替えによって車種の大きさが変わることもあるため、駐車スペースの広さは十分に考えておく必要があります。

  • 防止策
    将来所有する車の台数、大きさ、来客時の駐車などを考えた上で駐車スペースの広さを決めることが大切です。実際に車を使う際の動線をイメージしながら配置を考えてみてください。

駐車所の地面に後悔

駐車場の地面に「土」や「砂利」を採用したことで、後悔したというケースも。
土を採用したことで雑草や泥はねに悩まされたり、砂利を採用したことで石が跳ね返って車が傷ついたり減った砂利の継ぎ足しが面倒に感じてしまうことがあります。

  • 防止策
    「土」や「砂利」を採用する場合は、雑草が生えてきたり泥はねしてしまうことがあることを事前に把握しておくことが大切です。
    雑草処理が面倒に感じたり車を大切に乗りたい人は、費用がかかってしまいますがコンクリートを採用するのがオススメです。

駐輪場所が必要だった

駐車スペースは考えていたけど、駐輪スペースを考えていなかったために後悔に繋がることもあります。実際に住み始めて必要だと気づくこともあれば、後から子どもが増えたり成長するにつれて必要になることも。

  • 防止策
    駐輪スペースは見落としがちな部分でもあるため、駐車スペースだけでなく駐輪スペースのこともきちんと計画しておくことが大切です。
    将来の所有台数が増える可能性も考えて、広めに設計しておくと安心です。

使い勝手が悪かった

駐車場から玄関までの動線を考えておかなければ、雨の日や荷物が多い日にはかなりのストレスになってしまいます。また、門扉にポストを付けており玄関との距離が長い場合は、雨の中郵便物を取りにいかなければならないためなかなか面倒です。

他にも、立水栓と植栽の位置が遠く、長いホースを繋がなければ届かないケースや玄関アプローチの階段での転倒事故など使い勝手が悪く後悔に繋がってしまうことがあります。

  • 防止策
    家族の動線や利用方法を踏まえて、外構の動線を考えることが大切です。
    玄関の近くにカーポートを設置すれば、雨の日でも傘を差さずに移動することができたり、玄関アプローチに手すりやスロープを設置しておくことで安全に歩くことができます。

    使い勝手を良くすることで、日々の生活をより快適に過ごすことに繋がります。

植栽が育ちすぎた

植物は外構のデザインを左右します。
植えてすぐは外観とマッチしていても、時間が経つにつれ思っていたよりも育ちすぎてしまい、生い茂ってしまうことも。
落葉樹ばかりを採用すると落ち葉の掃除が大変になる一方で、常用樹ばかりを採用すると日当たりが悪くなってしまう問題もあります。

  • 防止策
    植物がどのくらいの大きさまで成長するのかを確認しておくことが大切です。また、植える数や間隔によっても印象が変わるので、SNSで写真などをみてイメージを固めておくと理想の外観に近づけることができます。
    できるだけ虫がつきにくくお手入れの手間がかからないものを選ぶのがオススメです。

夜暗くて歩きづらい

家の周りが暗いと、夜に外出や帰宅した際に歩きづらいです。暗いと不便に感じるだけでなく、転倒の恐れが高まったり、泥棒や不審者が侵入しやすくなってしまいます。

  • 防止策
    場所によっては街灯が少なく真っ暗になってしまうところもあるため、事前に夜間の土地の様子を確認しておくことで、必要な照明の明るさがわかります。
    照明やセンサーライトを活用することで歩きやすくなるだけでなく、防犯効果も期待できます。
    塾や部活でお子さんの帰宅が遅くなってしまった時でも明かりがつくと安心です。

今回は、「外構のよくある失敗例と防止策」についてご紹介しました。
外構は家づくりにおいて重要な部分でもあるため、しっかりと考えて計画する必要があります。
外構によって便利さや快適さが変わるため、ぜひこだわって理想のマイホームを実現してみてください。