こんにちは!
今年もすでに台風が発生していますよね。特にこれからの時期は台風の発生が増えていきます。
台風が上陸する前に確認しておいてほしいのが「雨漏りについて」です。
台風は強風と大雨を伴うため、普段の雨なら雨漏りしないような場所からも雨漏りしてしまう可能性があるのです。
そこで今回は、「雨漏り」についてご紹介します💁♀️
雨漏りによって建物が受ける被害
雨漏りが発生しているということは、建物内に水が侵入してしまっている状態です。
木材をはじめとした建材の多くは水に弱く、雨漏りが進行すると同時に建物も傷んでしまいます。
雨漏りしている部分が一箇所だからと放置していると、他の箇所にまで影響が広がり、大掛かりな修理が必要になってしまうことも。
- 建物の腐食
- カビやシロアリの発生
- 家具・家電への影響
- 内装の変色・劣化・変形
- 漏電
- 金属部分の錆
健康への影響
雨漏りは建物だけでなく住んでいる人の健康にも影響を及ぼします。
雨漏りによって建物内に雨水が侵入し、湿度が高い状態が続くとカビやダニが発生しやすくなります。
- アレルギー症状
- 呼吸器症状
- 皮膚のかゆみ
- 感染症
- ストレス
カビやダニはアレルギー症状や感染症を引き起こす原因になります。
また、雨が降るたびに水滴を気にしたり、建物の耐久性が低下することへの不安、カビ臭さなどが心理的負担となり、ストレスに繋がってしまうこともあります。
雨漏りは屋根からだけではない
雨漏りは屋根からするイメージの方も多いと思いますが、屋根以外の場所からも雨漏りする可能性があります。
- 屋根
屋根は雨風や紫外線の影響を直接受けるため、ダメージを受けやすい箇所です。
そのため、ひび割れやズレ・浮きなどといった破損や劣化が起こりやすいです。
屋根の下にある防水シートが機能していれば、ちょっとした隙間で雨漏りする可能性は少ないですが、防水シートにも寿命があります。
新築から20年以上経過している場合は、1度防水シートの状態を専門業者にチェックしてもらうのがオススメです。
- 外壁
外壁も屋根と同様にダメージを受けやすい箇所です。
地震や経年劣化で外壁やシーリングがヒビ割れしてしまったり、外壁塗料の防水機能が低下することで雨水が侵入しやすくなります。
- 天窓やサッシなどの窓まわり
窓まわりに隙間ができてしまったり、密閉性が損なわれているなどの不具合が生じると雨水が入り込んでしまいます。
窓は、外壁に穴を空けて設置するため、隙間やつなぎ目が多く発生する部分です。
窓と外壁材の境目はコーキングで埋められています。
しかし、このコーキングも月日が経つと劣化していき、細かいヒビや裂け目が入ってしまうことでそこから雨水が浸み込みます。
- ベランダ・バルコニーからの雨漏り
ベランダ・バルコニーの防水層に剥がれや切れ目ができると、その部分から雨水が侵入してしまいます。
また、排水口にゴミや枯れ葉が詰まっているとうまく排水されず、雨漏りを引き起こす原因になっています。
雨漏りしやすい家の特徴
緩勾配の屋根
緩勾配とは、傾斜が低いことをいいます。
傾斜が低い分、降った雨や汚れが流れにくいです。
屋根に雨水や汚れが溜まってしまうと屋根材の劣化に繋がり、雨漏りを引き起こします。
軒がない家
軒とは、外壁や窓よりも外側に突き出ている屋根部分のことです。
軒は、家全体を守る傘のようなもの。雨や風から住宅を守る大事な役割を果たしています。
軒をなくすとシンプルでスタイリッシュな外観にすることができる一方で、壁面や窓枠が直接雨風や紫外線にさらされ続けるため、劣化しやすくなります。
この劣化により、壁や窓から雨漏りしやすくなります。
台風がくる前にチェック!
台風がくる前に雨漏りする可能性がある箇所がないか確認し、適切な対策をしておくことで、被害を未然に防ぐことができます。
- 瓦のズレや破損
- 雨樋の詰まり、ゆがみ
- 外壁や窓まわりのコーキングの劣化
- ヒビ割れ
- 塗料の剥がれ
- 壁や天井のシミ、カビ
- 床の変形、カビ
今回は、「雨漏り」についてご紹介しました。
雨漏りを防ぐことは、住宅の寿命を伸ばすことに繋がります。定期的に点検を行い、被害が大きくなる前に対策をしておくことが大切です。
アイキャッチ画像:美しい無料画像と写真の数々 | Unsplash