こんにちは!
子どもの成長を育むのは、家の役割でもあります。
そこで今回は、「子どもの年代別 家づくりのポイント」についてご紹介します💁♀️
子どもの年代別 家づくりポイント
0~6歳
POINT!
- 安全性の確保
- 親とのコミュニケーション
好奇心旺盛であるこの時期は、身の回りのありとあらゆるものに興味や関心を示します。
一方で、ヒヤッとする場面も発生しやすい時期。
家の中を自由に動き回れるようにするためにも、安全性をしっかりと確保しておくことがとても重要です。
また、親子でのコミュニケーションも大切な時期です。
効率よく家事をこなしながらも、お互いの姿が視界に入り、ふれあえるような空間を確保することが大切です。
家の中で安全性を確保するためには、以下のような工夫ができます。
- 階段の勾配を緩やかにし、段差をなるべく低くする
- 階段の途中に踊り場を設ける
- 浴室やトイレに手すりをつける
- 柔らかく滑りにくい床材を使用する
- 緩やかにドアが閉まるソフトクローズにする
- 指挟み防止のため引き戸にする
- 窓を勝手に開けられないようにするため、補助錠の取り付けや窓のカギの位置を高くする
- 壁の角を丸くする(R仕様)
- 感電防止コンセント
7~12歳
POINT!
- 自分でできる環境
- プライベート空間の確保
学校に通い始める年齢になると、自分でできることがどんどん増えていき自立心が高まっていきます。
ランドセルや教科書・制服・部活道具など持ち物も増え、身支度や整理整頓など、自分のことは自分でしたいと思い始めます。
友達との交流も増えて家に招き入れるようになったり、勉強や趣味の時間も増えるため、自分の部屋がほしくなる時でもあります。
子ども部屋のアイデアには、以下のようなものがあります。
- 子供の成長に合わせる
2人きょうだいの場合、小さい頃は一部屋にしておき、成長に合わせて間仕切りを追加し、個室にするのもオススメです。
事前に照明器具・スイッチ・ドア・窓などをそれぞれ配置しておけば、壁1枚作るだけで個室にすることができます。
- 子どもがワクワクできる工夫
せっかく自分の部屋をもつなら、子ども自身が楽しく過ごすことができる空間にしてあげたいですよね。
取り外しができるブランコやボルダリングを付けてみたり、秘密基地のような空間にするとワクワク度UPです。
- クロス選びは結構重要
最初は気に入っていたクロスも、学年が上がっていくにつれて好みが変わり嫌になってくることも。(ランドセル選びと一緒ですね)
クロスが原因で家に友達を呼びたくない!なんてことにもなりかねないので、将来の事も考えてクロスを選んでおくのがオススメです。
- 多用途に使える間取りにする
子どもが巣立った後は、使わなくなることもある子ども部屋。
ですが、広い部屋を仕切って2人の子ども部屋として活用した後、1室に戻して寝室にしたり、リビングと子ども部屋が隣同士の場合、つなげて広く使うなど、多用途に使える間取りにしておくと有効活用することができます。
13歳以上
13歳以上
- プライバシーの配慮
- 適度なコミュニケーション
13歳以上になると思春期も始まり、だんだんと1人で過ごす時間が増えていきます。
家族と適度にコミュニケーションを取ることで孤立感から子どもを守り、安心して過ごせる環境にすることができます。
適度なコミュニケーションが取れる間取りには、以下のようなアイデアがあります。
- リビング階段
リビングに階段があれば、帰ってきた子どもは必ずリビングを通ります。
「いってらっしゃい」「おかえり」の声かけができたり、顔を合わせる機会が自然に増えるため、適度なコミュニケーションを取ることができます。
- I型のLDK
キッチンに立った時、全体が見渡せるようにLDKを一直線に配置すると、死角が生まれません。
よって、家族の気配を感じることができ、コミュニケーションも取りやすくなります。
同じ空間の中で、ある程度距離を保ちながら個人の時間を過ごすこともできます。
- リビング経由の動線
リビング階段にしたいけど冬の寒さや音やニオイが気になる…という場合は、リビング経由の動線を考えてみるのがオススメです。
例えば、お風呂や洗面所に行くためには必ずリビングを通る間取りにするだけでも、顔を合わせる機会を増やすことができます。
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