こんにちは!
だんだん暑さが厳しくなってきましたね🥵💦
熱中症のリスクも高まっているので、水分補給を忘れないようにしてくださいね!
最近、「猛暑で熱割れが起こり、突然窓ガラスが割れてしまう被害が相次いでいる」というニュースを目にしました。
家に帰ってきてふと窓を見た時に窓ガラスが割れていたらびっくりしますよね!
そこで今回は、「熱割れ」についてご紹介します💁♀️
熱割れとは
熱割れとは、1枚のガラスで温度差が発生することによって窓ガラスが割れてしまう現象のことです。つまり、温度の高い部分と低い部分が生まれることで起こります。
ガラスには熱によって膨張するという性質があります。直射日光が当たり高温になることで膨張した部分と、サッシなどに隠れ低温のまま膨張していない部分の差が限界を迎えガラスが割れてしまうのです。
住宅の窓だけでなく、車のフロントガラスなどでも起こり得る現象です。
熱割れの見分け方
熱割れ
熱割れが原因で窓ガラスが割れた場合、ガラスの端から直角に亀裂が入ります。亀裂が一本だけの場合もあれば、途中で枝分かれしている場合もあります。
衝撃
物をぶつけた衝撃で割れた場合、衝撃が加わった部分を中心に放射状にヒビが広がって割れます。
熱割れが起こりやすい窓ガラスの種類
- 網入りガラス
網入りガラスとは、ガラスの中に金属のワイヤーを埋め込んだ構造になっているガラスのことです。中にワイヤーが入っているため火や衝撃への耐性があり、万が一ガラスが割れてしまっても飛散するのを防いでくれます。
しかし、ワイヤーは熱を伝えやすいためガラスが膨張しやすいだけでなく、ワイヤー自体が伸縮してしまうことも。
膨張や伸縮に耐えきれなくなると、熱割れが起こりガラスが割れてしまいます。
熱割れ発生事例の多くが網入りガラスで、窓ガラスの種類の中で最も熱割れが起きやすいと言われています。
- 複層ガラス
複層ガラスとは、2枚のガラス板の間に空気層やガス層を設けたガラスのことで、断熱効果や防音効果があります。
外側のガラスと内側のガラスに温度差が生じやすく熱割れが起こりやすいです。
- 厚みのあるガラス
厚みがある分、熱を吸収しやすくなり、中心部とサッシ部分で温度差が生じやすく熱割れが起こりやすいです。
- フィルムを貼ったガラス
フィルムを貼ることで熱の吸収率が高まるためガラスの温度を上げやすく、温度差が発生しやすくなります。フィルムを貼る場合は、熱割れ計算されたものなど熱割れを起こしにくい製品を選ぶのがオススメです。
- 劣化しているガラス
長く使用していると目に見えないキズやヒビが入ってしまっていることがあります。
経年劣化している場合は、少しの温度差でも熱割れしてしまう可能性があるだけでなく、他の理由でも割れやすくなっていることがあるため注意が必要です。
熱割れが起こりやすい環境
- エアコンの風が直接窓にあたる
太陽光が当たるガラスの中心部は高温になるのに対し、冷房の風でサッシ枠が冷やされることでサッシに隠れているガラス部分は低温になり温度差が生じてしまいます。
エアコンの風が窓ガラスに直接当たらないように設置位置を考えたり、風向きを調節したりすることが大切です。
- 家具やカーテンが直接触れている
カーテンや家具が直接触れていることで、窓ガラスとの間に熱がこもって高温になってしまいます。また、近くに物が置かれている場合も、日射が反射して熱がこもりガラスの放熱が妨げられてしまいます。
熱割れを起こさないために
窓ガラスの熱割れを防ぐためには、熱割れの要因となる「ガラスの温度差」が生まれない環境にすることが大切です。
- 窓ガラスの近くに家具を置かない
- エアコンの風が窓に直接当たらないようにする
- フィルムを貼る場合は熱割れが起きにくい製品を選ぶ
- ガラスが劣化していたら交換する
- 熱割れしにくいガラスに交換する
今回は、「熱割れ」についてご紹介しました。
熱割れは頻繁に起こるものではないため過度に心配する必要はありませんが、暑くなり始めたことで発生件数は増加しています。
たまに窓ガラスを見てみて熱割れが起こっていないか確認してみてください。