こんにちは!
家づくりを考えている人の中には、「憧れのマイホームを建てたいけど、将来のために貯蓄もしたい」「注文住宅でこだわりたいけど、費用はなるべく抑えたい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、「家づくりのコストダウン方法」についてご紹介します💁♀️
コストを抑えるアイディア
idea➀
延べ床面積を減らす
延べ床面積とは、すべての階の床面積を合計したものです。
一般的に、延べ床面積が広くなればなるほど大きい家になり、建築費用が高くなるといわれています。延べ床面積を減らせば、その分の材料費と施工費を省くことができるためコストダウンすることができます。
※注意点※
床面積を大きく削ってしまうと、実際に暮らし始めてから「狭い」と後悔することも。生活するのに必要な広さを考え、必要以上に減らしすぎないようにすることが大切です。
idea②
家の形をシンプルにする
凹凸の多い複雑な形は壁の面積が多くなる分、材料費や施工費がかかってしまいます。
コストを抑えるなら、なるべく正方形や長方形などのシンプルな形にするのがオススメです。
形がシンプルだと、塗装などのメンテナンス費用も抑えることができます。
idea③
仕切りを減らす
仕切りを減らし部屋数を少なくすることで、ドアやクロスなどの建築資材を減らすことができるため、コストを抑えることができます。
例えば、「書斎を1部屋つくるのではなく、リビングの1角にワークスペースを設ける」、「階段を仕切らずリビング内に設ける」、「収納スペースに扉を付けない」などの方法があります。
仕切りを減らすことで開放感が広がり、コミュニケーションの促進にも繋がります。
※注意点※
仕切りがないと室内の音が気になったり、エアコンの効きが悪くなってしまうことがあります。断熱性・気密性を高めることが大切です。
idea④
総2階建て
平屋の場合、ある程度広い土地が必要になるため土地代がかかりやすく、2階建てに比べると屋根や基礎部分の面積が広いため、建築費用がかかりやすい傾向にあります。
総2階建てとは、1階と2階がほぼ同じ面積・つくりの2階建てのことです。屋根や基礎部分の面積を抑えることができ、無駄な凹凸がないため費用を抑えることができます。
idea⑤
水回りの設備をまとめる
キッチン・浴室・洗面所・トイレなど、水回りの設備をまとめることで、配管工事費用を抑えることができます。
水回りをまとめて回遊できる間取りにすれば、生活動線も短くすることができます。
1階と2階で水回りが分かれる場合は、なるべく上下で位置が重なるようにするのがポイントです。
削ると後悔しやすいポイント
POINT!
水回りの設備
キッチン・浴室・洗面所・トイレなど、水回りの設備のグレードを下げすぎてしまうと、結果的に電気代がかさんだり掃除の手間がかかるなどの不満が出てくる恐れがあります。
水回りは家族全員が毎日使う場所です。快適に過ごすためにも、機能性やお手入れのしやすさを重視して選ぶことがオススメです。
POINT!
断熱材
断熱材は、快適な室内環境を実現するためにとても重要です。
断熱材をコストダウンすると外気温の影響を受けやすくなり、夏は暑く冬は寒い家になってしまいます。過ごしにくい家になるだけでなく、健康に悪影響を及ぼしたり冷暖房費が高くなってしまうことも。
家の快適さを大きく左右する断熱材は、コストダウンしないことが大切です。
POINT!
屋根・外壁
屋根や外壁は雨や風・紫外線の影響をうけやすい部分であり、メンテナンスが必要になる箇所です。
安価な屋根材や外壁材は、雨漏りの原因や・家の劣化を早める可能性があります。
その結果、メンテナンスや修理の頻度が増え、住み始めてから想像以上にお金がかかってしまうことも。
雨漏りは住んでいる人の健康にも悪影響を及ぼすため、家を建てる時から耐久性のある屋根材や外壁材を選んでおくことが大切です。
POINT!
防犯・セキュリティに関する部分
防犯・セキュリティに関する部分は、財産や命を守るために重要な部分です。
安心できるすまいにするためにも、カメラ付きインターフォンや防犯ガラス、鍵などのセキュリティ設備はコストダウンせずに採用することをオススメします。
POINT!
耐震性・耐火性など安全に関わる部分
日本は自然災害が多く発生する国でもあります。
もし、耐震性・防火性など安全に関する部分のコストダウンを行ってしまうと、自分の命や家族の命を守ることができなくなってしまう恐れも。
災害や火災はいつ起こるかわかりません。災害発生時に命を守る・安心して暮らすためにも、安全に関わる部分はコストダウンしないことが重要です。
長期的な目でみることが大切
家は20年、30年と長く暮らしていく場所です。コストダウンすることだけを考えて家づくりをすると後々後悔に繋がることもあります。
予算内に抑えながら満足できる家を建てるためにも「省いて問題ない部分を削り、こだわりたい部分は思いっきりこだわること」が大切です。
また、完成するまでにかかる費用だけでなく、住み始めてからかかるメンテナンス費用やランニングコストのこともあわせて考えておくと安心です。
節水・節電に優れている設備などを導入することで、家づくりの段階である程度の予算が必要だとしても、将来的にコストダウンを実現できることもあります。
今回は、「家づくりのコストダウン方法」についてご紹介しました。
あまりに妥協しすぎるとあとで後悔する原因にも。
注文住宅を建てるからには、絶対に実現させたい理想は叶えたいものです。
優先順位を考えて、絶対に譲れない部分と削れる部分を整理し、予算に近づけてみてはいかがでしょうか。