こんにちは！
大切なマイホームを食べて壊してしまうシロアリ。シロアリによる食害のスピードは速く被害も大きいため、そもそも家に侵入させないように対策をすることが重要です。
そこで今回は、「シロアリ」についてご紹介します💁♀️
シロアリとは
シロアリは名前に「アリ」がついていますが、よく庭先などで見かけるクロアリとは全くの別物です。よく見かけるクロアリはハチの仲間（ハチ目）ですが、シロアリはゴキブリ（ゴキブリ目）の仲間です。ゴキブリの仲間と聞いただけでちょっと嫌悪感を持ちますね😅そしてクロアリはシロアリを食べるので、シロアリにとって天敵です。
シロアリにとっての栄養は樹木に含まれる「セルロース」。シロアリは、大切な住宅を支える木材を食べてしまう存在ですが、セルロースを消化できる数少ない生き物として、山の中の枯れて弱ってしまった木や倒木などを食べて分解し土に還すなど、自然界の中で重要な役割をもっています。
シロアリが好む環境
シロアリが発生しやすい環境は「柔らかい木材、湿気、水分が豊富な風通しが悪い環境」です
●クロアリなどの外敵がいない、湿気がありじめじめしている場所
シロアリは、光や風、乾燥が大の苦手。暗くじめじめした湿気が多い場所を好みます。床下などの風通しが悪く湿気がたまりやすい場所はシロアリにとって絶好の場所です。また、湿った土地や元々水があった場所を埋め立てて作った土地に建てられている住宅は湿度が高くなりやすいため注意が必要です。
●植物の根、丸太、木材の破片などの食べ物がある
木材や薪、古い家具を家の周りに放置していたり庭に古い切り株が残っている場合、シロアリが寄ってくる原因にもなります。特に雨が降った後の湿った木材は、シロアリの大好物です。シロアリを寄せ付けないためにも、シロアリのエサとなるようなものを家の周辺に増やさないことがポイントです。
なんでも食べる！シロアリ被害
シロアリは、木材だけでなく段ボールや発泡スチロール、プラスチックなどなんでも食べます。そのため、木造住宅だけでなくすべての住宅が被害にある可能性があるのです。
シロアリの食害によって柱や床の中身がスカスカになってしまい、ドアの枠がゆがんだり床が沈んで傾いたりすることがあります。また、地震が発生した際に倒壊する原因になります。
シロアリは種類にもよりますが、数千～百万匹という大規模な集団で活動する生き物です。シロアリによる食害スピードは速く、1年間で柱3本分と言われるほど。発生してからでは遅いため、事前に対策をしておくことが大切です。
シロアリから家を守るための対策
●定期的な調査とメンテナンス
シロアリの駆除は予防よりもお金がかかるため、定期的なメンテナンスを行いシロアリが寄り付かない家にすることが重要です。
●家の周囲を点検し綺麗にする
定期的に家の周辺を見て、シロアリが侵入した痕跡がないか・シロアリが侵入できそうな隙間や亀裂がないかを確認しましょう。
また、家の周囲に木材や段ボールなどを置きっぱなしにしている場合は、すぐに廃棄するか下にビニールシートなどを敷いて地面と接さないようにしておくことが大切です。
高温多湿な環境を好むシロアリ対策として、空気の入れ替えや除湿器を使って家の中に湿気がこもらないように工夫することもシロアリ対策に繋がります。
●床下の通気口を掃除する
通気口が塞がっていると、床下に湿気がこもりやすくシロアリにとって最高の場所になります。床下の通気口周りの雑草を抜いたり、溜まったごみを掃除することで床下の空気の通りを良くすることができます。
大切なすまいを守るためには、シロアリを侵入させないことが大切です。日頃から予防・対策を行い、シロアリを寄せ付けないようにしましょう！