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憂鬱な気持ちに…マイホームブルーとは

こんにちは!
みなさんは「マイホームブルー」という言葉を聞いたことはありますか?
家づくりは、新しい生活が始まるワクワク感や充実感だけでなく、不安や後悔に襲われて悩む方もいらっしゃいます。

そこで今回は、「マイホームブルー」についてご紹介します💁‍♀️

マイホームブルーとは

マイホームブルーとは、マイホームの計画中や建築中、購入の前後に精神的に不安定な状態になることを言います。

  • 不安感が増す
  • イライラする
  • 気分が落ち込む
  • 眠れない
  • 何をしても楽しくない
  • 食欲が低下する

家は、人生の中で一番大きな買い物だとも言われ、なかなか買い替えれるものでもありません。
マイホーム購入は大きな決断なだけに、情報収集をしたり決めることや考えることがとても多いです。

家事・育児・仕事の合間をぬって新築を計画していくことや、数千万円以上のお金を何十年もかけて返済していく生活が始まることに不安を抱え、心身ともに疲れてしまうのです。

時には、マイホームブルーが原因となって夫婦仲がこじれてしまい、離婚に発展してしまうこともあります。

マイホームブルーの原因

住宅ローンを背負う不安

人生の中で一番大きな買い物であるため、多くの人が住宅ローンを組むことになります。
住宅ローンは返済期間が長く、平均で30年以上かけて返済していきます。(令和4年度 住宅市場動向調査報告書より)

これまでとはケタ違いのローン返済になることから、「憧れのマイホームを手に入れても生活していけるだろうか」と将来に対して漠然とした不安を覚えてしまうのです。

打合せや情報収集の労力

家づくりは家事・育児・仕事の合間をぬって進めていきます。ただでさえいつも忙しく動き回っている中、休日は打合せや情報収集などでつぶれてしまい、疲れが溜まっていくことも。
特に注文住宅は、打合せで決めなければいけない項目が山ほどあります。

夫婦どちらか一方にばかり負担がかかっていたり、価値観の違いでトラブルが起こると更に大きなストレスを抱えてしまうことになります。

気軽に引っ越しできない不安

家を購入してローンを組む以上、気軽に引っ越しすることができません。
しかし、なかには住んでみて初めて気が付くこともあります。

住み始めてから騒音や治安などの周辺環境やご近所付き合いに不満がでてきても、長年その場所で生活をしなければならないという縛りがマイホームブルーの原因になることも。

ご近所付き合いで上手に生きなければいけないというプレッシャーや一度嫌な部分が見えてしまうとそればかり気になってしまい、マイナスな気持ちになりやすくなってしまいます。

理想とのギャップ

予算がある以上、すべての希望を満たした家を建てるのはなかなか難しいものです。
妥協した部分に後悔が残ってしまったり、後からSNSで良いアイデアを見つけて「こうしておけば良かった」など理想とのギャップに気分が落ちてしまうことも。

また、考え抜いて決めた間取りの不便さに気づいたり、近くに病院やスーパーがない、周辺の道路がひどく混むといった点でも、理想とのギャップを感じてしまいます。

理想とは異なる家にこれから住み続けなければならないという気持ちがマイホームブルーに繋がってしまいます。

マイホームブルーに陥らないために

無理のない返済計画を

月々の返済額は日々の生活にも関わってくる部分です。
月々の出費や子どもの教育資金や老後資金などの将来必要な出費を具体的に把握をしておき、無理なく返済できる額に抑えることが大切です。

不安をゼロにすることは難しいですが、将来の見通して細かく資金計画を立てておくことで不安を少なくすることができます。

優先順位をつける

マイホーム購入は、予算との問題で理想とのギャップが生まれやすいです。
しかし、何かを妥協しなければ、いつになっても家を買うことができません。

「絶対に譲れないこと」と「妥協できること」で優先順位を明確にし、納得するまで検討することが大切です。

時間・曜日を変えて散策する

周辺環境によって、住宅の快適性は左右されます。そして、周辺環境は時間帯や曜日によって変わることがあります。
交通量や騒音の程度がわかっていれば、新生活に対する不安を減らすことができます。

マイホームブルーから抜け出すには

マイホームブルーから抜け出すためには、「ポジティブな考え方に変える」ことが大切です。
焦らずに自分のペースで気持ちを整えていきましょう。

他人の家と比べない

SNSを見ると、オシャレな家の投稿がたくさんでできますよね。自分の家と比べて落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
他人の家と比べるよりも、以前住んでいた家と比べて「暮らしやすくなった」と感じることが大切です。

以前の家と比べて、浴室やトイレが広くなったり、家事動線を考慮した間取りで時短に繋がったりなど、今の家の利点に目を向けてあげることで憂鬱な気持ちから抜け出すことができます。

完璧にするのは難しい

想像の中で進んでいく家づくりは、理想通り完璧にするのが本当に難しいです。
家族の人数や成長(老い)で必要なものは変化していくため、引渡しの時に満足していても、将来不満がでてくることだってあります。

「こんなはずじゃなかった」という場所が出てきても、好きな場所に変える工夫をしてみたり、自分で好きなように修繕することで愛着がわくことも。
インテリアのテイストを統一したり、DIYでひと手間工夫するだけでもオシャレな家にすることができます。

自分なりの工夫で自分好みの家に生まれ変わらせるのもオススメです。
それでも気分が晴れず眠れない日々が続くようでしたら、リフォームする手もあります。

マイホームを楽しむ

マイホームブルーになると、悪いところばかりが気になり良い面を忘れがちです。
そんな時にはマイホームを建てようと思った理由を思い出し、楽しむことが大切です。

気に入った部分やこだわった部分に目を向けてみたり、家族でBBQや食事をしたり庭で子どもを遊ばせたりなど、マイホームで家族と生活することを楽しんでみてください。

経年変化を楽しむ

入居後、発生したキズや汚れに落ち込んでしまうこともあると思います。
新しいものが劣化していくことは悲しいですが、家に家族との思い出を刻んでいると思って経年変化を楽しみましょう!

今回は、「マイホームブルー」についてご紹介しました。
マイホームブルーで心身ともに不調が続くことで、家づくりだけでなく普段の生活も楽しめなくなってしまいます。
マイホームブルーに陥ってしまった場合は、いま自分が何に対して不安や不満をかかえているのか原因を明確にし、具体的な解決策を考えることが大切です。
悪いところだけでなく、日々のちょっとした幸せも見つけてみてください🍀