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ファミリークローゼットについて

こんにちは!
家づくりの際に収納スペースについて悩む方も多いのではないでしょうか?
今回は、「ファミリークローゼット」についてご紹介します💁‍♀️

ファミリークローゼットとは

ファミリークローゼットとは、名前の通り家族分の衣類を一か所にまとめて収納するクローゼットのことです。
各々の部屋に洋服を収納せず1ヶ所にまとめることで、毎日の動線をスッキリさせることができるため散らかりにくく片付けも楽になります。

ファミリークローゼットの種類

ファミリークローゼットの動線には「ウォークスルー・ウォークイン」の2種類があります。
また、形状には「Ⅰ型・Ⅱ型・L型・U型」の4種類があります。

2種類の動線

  • ウォークスルークローゼット
    ウォークスルークローゼットは、出入り口が2箇所以上ありクローゼット内部を通り抜けることができます。
    通路としても利用でき通気性がよく、ぐるぐると回遊できる動線にすることも可能です。
  • ウォークインクローゼット
    ウォークインクローゼットは、出入り口が1箇所で、1つの部屋として使用します。収納力もあり、着替える場所としての使用も可能です。

4種類の形状

  • Ⅰ型
    もっともシンプルな形状で、片側の壁だけが収納スペースになっているタイプです。設置スペースはそれほど取らないものの、収納力はそれほどありません。
  • Ⅱ型
    向かい合った両側の壁に収納スペースがあるタイプです。
    設置スペースと使い勝手のバランスを考えるならⅡ型がオススメです。
  • L型
    L型のように壁2辺が収納スペースになっているタイプです。
  • U型
    U字のように壁3辺が収納スペースになっているタイプです。
    もっとも収納力を増やすことができます。

どこに設置する?

ランドリールームに併設

ランドリールームに併設すれば、洗濯する→干す→取り込む→収納するの一連の流れをスムーズに行うことができます。

洗濯物を吊るして収納する場合は、ハンガーに吊るしてある洗濯物をそのままクローゼットに移動させるだけで完了です。
畳んで収納する場合は、畳んだりアイロンがけできる台を設置することで家事の時短に繋がります。

外干したい場合は、ウォークインタイプにして勝手口を設置するのもオススメです。

玄関・シューズクロークの隣

玄関・シューズクロークの隣にファミリークローゼットがあれば、外出・帰宅時の一連の行動をスムーズに行うことができます。

外出時は身支度を整えたらすぐに玄関を出ることができます。「外に出たら思ったより寒かった」なんて時でもすぐに上着を取りに行くことができますよ。

帰宅後もすぐに帽子やマフラー、手袋などを収納することができたり、制服から部屋着に着替えてリビングに向かうことができます。
室内に花粉やウイルスを持ち込まずに済むだけでなく、脱ぎ散らかしや紛失を防ぐことにも繋がります。

広さの決め方

ファミリークローゼットの適切な広さは、収納する物の量や使い方、家族の人数で変わります。
衣類以外にも収納する物があるのか、着替えたり洗濯物を畳むスペースをつくるのかなどを検討することが大切です。

狭ければ物がしまいきれず、他に収納スペースが必要になってしまい、広すぎてもスペースを持て余し無駄な空間になってしまいます。

収納する物の量にもよりますが、4人家族の場合、3~4畳が目安と言われています。
広い方が物をたくさん収納することができますが、その分居住スペースを圧迫することになるので注意が必要です。

ちょっとしたポイント

ファミリークローゼットを設置して後悔しないためにも、ちょっとしたポイントをご紹介します。

ちょっとしたポイント!

  • コンセントの有無
    アイロンやスチーマーを使用する場合は設置するのがオススメです。
  • 掃除のしやすさ
    衣服類をたくさん収納するため、ホコリが溜まりやすくなります。カバーをかけたり掃除しやすい環境を作っておく工夫が大切です。
  • センサー式ライトの照明
    たくさんの洗濯物で両手が塞がっていてもセンサーでライトがついてくれるので便利です。消し忘れ防止にも繋がります。
  • 換気扇または窓を設置
    換気扇または窓を設置して、空気の入れ替えを行うことで衣類にカビやダニが発生するのを防ぐことができます。

今回は、「ファミリークローゼット」についてご紹介しました。
次回は「ファミリークローゼットのメリット・デメリット」についてご紹介します。