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家づくりでできる花粉対策

こんにちは!
3月も下旬に入り、花粉が増える季節になりましたね。花粉症の人にとっては辛い時期なのではないでしょうか。
そこで今回は、「家づくりでできる花粉対策」についてご紹介します💁‍♀️

家の中でも症状がでる原因

家の中にいてもくしゃみが止まらなかったり、家に帰ると花粉症の症状がひどくなるという方はいませんか?実は花粉は外だけでなく、家の中にも侵入し溜まっていくのです。

家の中に花粉が侵入し溜まっていく原因

  • 外出先で衣類や髪の毛に花粉が付着
  • 換気の際に入り込む
  • 外干した洗濯物に付着する
  • こまめに掃除をしていない

外干しや外出先で付着した花粉を室内に持ち込んでしまったり、換気をする際に窓を開けると花粉が家の中に侵入してきてしまします。

こまめに掃除をしていないと、侵入してきた花粉は室内を浮遊し床にソファやカーテンなどに付着し蓄積してしまうのです。

家の中で花粉が溜まりやすい場所

  • 玄関
  • 窓際、カーテン
  • ファブリック製品、家具
  • 家電製品
  • フローリングの溝

玄関や窓際、カーテンは、花粉の侵入口付近であるため溜まりやすいです。
また、家具や家電製品などは静電気を帯びやすく、花粉がぴったりとくっつきやすい場所になります。

床に落ちた花粉がフローリングの溝に溜まってしまうこともあるため、掃除をする場合は木目と平行にゆっくり拭くのがコツです。

家づくりでできること

POINT!

シューズクロークを設置する

花粉は衣類や髪の毛に付着することで、室内に侵入してきます。

そのため、シューズクロークを設置し、帰宅後すぐに花粉が付いた上着や帽子などを収納することで花粉をリビングにまで持ち込むことを防ぐことができます。

POINT!

玄関付近に手洗いスペースを設ける

玄関付近に手洗いスペースを設ければ、帰宅後すぐに手洗い・うがいをすることができます。
すぐに手洗い・うがいすることで家の中に持ち込む花粉の量も減らすことができたり、感染症対策にも繋がります。

花粉症が重症の方は、玄関から浴室に直行してシャワーを浴びられる間取りもオススメです。

POINT!

室内干しスペースをつくる

室内干しは花粉症対策に有効です。室内干しスペースをつくることで、花粉対策だけでなく天候や時間帯を気にせずに洗濯できるメリットもあります。

しっかり乾かすために乾燥暖房設備を設置するのもオススメです。

POINT!

換気システム

窓を開ければ花粉は確実に部屋に入ってきます。しかし、花粉シーズンでも換気することは大切です。

そこで、窓を開け閉めしなくても空気の入れ替えができる「第一種換気システム」がオススメです。給気と排気の両方を機械換気で行うため、安定的に空気を循環させることができ、住宅内を常に快適に保つことができます。

窓を開けて換気をする場合は、日中よりも飛散量が少ない早朝や深夜に換気をする方が花粉の量を減らすことができます。

POINT!

床や壁紙の素材

カーペットや畳は花粉が入り込んでしまいやすく、掃除をしても除去しづらい特徴があります。そのため、花粉症対策としては溝が浅いフローリングがオススメです。

壁紙は凹凸の少ない平坦な仕上がりのものの方が表面に入り込みにくく、掃除の際に除去しやすいです。アレルギー対策壁紙もあるので、素材にこだわってみるのも花粉症対策に繋がります。

フローリングの掃除をする時は拭き掃除をしてから掃除機をかけることで花粉が舞い上がるのを抑えることができます。

生活の中でできること

衣類の花粉を落としてから家に入る

室内に花粉を持ち込まないためにも、家に入る前に衣類や髪の毛についている花粉を払い落すことが重要です。この時、玄関から少し離れた場所で行うことがポイントです。

粘着クリーナーを使ったり帰宅後すぐにお風呂に入るのもオススメです。

加湿して花粉を床に落とす

室内に溜まった花粉は人が動くたびに舞い上がり、吸い込みやすくなってしまいます。
加湿をすることで空気中に舞い上がっている花粉が床に落ち、飛散するのを防いでくれる効果があります。

また、花粉症の症状が出ている状態は目や鼻などの粘膜が過敏になっている状態であり、乾燥は大敵です。症状を悪化させないためにも、加湿は必要です。

こまめに掃除

室内に侵入してしまった花粉をこまめに掃除しないと付着したままの状態になってしまいます。
家の中に入り込んだ花粉は簡単には出て行かないため、頻繁に掃除をすることが大切です。

見落としがちなトイレマットやバスマットにも衣類に付いた花粉が付着しやすいので、こまめに洗濯したり交換するのがポイントです。

今回は、「家づくりでできる花粉症対策」についてご紹介しました。
花粉症で毎年辛い思いをしている方は、家づくりの際に工夫してみるのもオススメです。

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