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地窓のメリット・デメリット

こんにちは!
前回は高窓についてご紹介したので、今回は「地窓のメリット・デメリット」についてご紹介します💁‍♀️

地窓

地窓とは、床に近い位置に設ける背の低い窓のことでローサイドライトとも呼ばれます

昔は、和室や縁側のあるような大きな廊下に設けられることが多く、ほうきで掃除した時に出たホコリやゴミをそのまま掃きだすための窓として利用されていました。

最近では洋室にも取り入れられるようになり、ホコリ等を掃きだす目的ではなく採光や換気を目的として設置されるのが一般的です。

地窓のメリット

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プライバシーを確保できる

地窓は、足元に近く低い位置に設けるため、通行人や向かいの家の窓からの視線が入りづらくプライバシーを確保することができます。

目隠しをつくりたいという場合でも、背の低い地窓であれば植栽や低い塀を作ることで目隠しが可能です。

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壁を活用できる

窓も設置したいけど壁面収納もほしい!という場合、地窓がオススメです。
特に、下側を浮かせて吊るしたような形に仕上げた吊押入と地窓の相性は抜群です。

背の低い地窓であれば高くなりすぎることもなく、その上のデッドスペースに収納を設けたとしても物の出し入れを楽に行うことができます。

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お庭を楽しめる

お庭を見る時は、地面の近くを眺めるよりも比較的高い部分を中心に眺めることが多いですよね。

ガーデニングが好きな方は、地窓を通して見てみるとまたひとあじ違ったお庭を楽しむことができるかもしれません。

地窓の先に小さな庭があるだけでも家の中から緑を楽しむことができますし、夜はライトアップすることで旅館のような雰囲気を演出することもできます。

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換気がしやすくなる

空気の性質上、冷たい空気は足元にたまり、暖かい空気は天井付近にたまるとされています。地窓を設けることで、溜まった空気に動きが生まれ空気が循環しやすくなります。

また、高窓と地窓を組み合わせると空気が下から上に抜けていくため、より風通しを良くすることができます。

地窓のデメリット

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防犯性

高窓と違って地面に近く、空き巣などの不審者が這って侵入しやすいため注意が必要です。
特に人が通れるサイズの地窓を設置する場合は、防犯対策をしっかりと行うことが大切です。

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土埃や虫が侵入してくることも

地面の近くに窓があるため、どうしても土埃や虫が侵入しやすくなります。特に土の状態だったり雑草が生えている場合、虫が発生しやすくなります。

地窓を採用する場合は、念のため家周りの害虫対策を行っておくことがオススメです。

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冬に寒くなる可能性がある

窓は壁に比べると断熱性が低いため、外気温の影響を受けやすい部分です。

特に、地面に近い地窓は足元から冷たい空気がはいりやすいため、身体全体が冷えやすく暖房を付けているのに寒いと感じることも。
後悔を防ぐためにも、断熱性の高い窓を採用することがオススメです。

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汚れやすく掃除が大変

地面に近い場所にあるため土や砂などの汚れが付きやすく、この前掃除したのにもう汚れてる…なんてことも。

また、低い位置にあるのでかかんで掃除する必要があり、掃除の体勢が辛く、足腰に負担がかかりやすいです。

地窓オススメの場所

POINT!

和室

本来、地窓は和室に取り入れられていました。床に座って過ごすことが多く、自然と視線が低くなる和室と地窓の相性は抜群です。

POINT!

リビング・ダイニング

リビング・ダイニングに地窓を設置することで、直射日光を避けながらも部屋を明るく照らしてくれます。また、抜け感を演出することができるため、お部屋を広く感じさせることができます。
プライバシーを確保しゆったりと過ごすスペースにするためにも、

POINT!

玄関

暗くなりがちな玄関も地窓を採用することで、足元に柔らかな光が差し込み開放感を得ることができます。

今回は、「地窓のメリット・デメリット」についてご紹介しました。
窓の高さや設置する位置、大きさでお部屋や外観の雰囲気、過ごしやすさはガラッと変わります。
ぜひ、窓ひとつひとつにもこだわってみてくださいね。