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階段ひとつで暮らしが変わる?階段の位置や形

こんにちは!

普段何気なく使っている階段。
シンプルな箇所だしそこまでこだわらなくてもいいかと思われがちですが、階段の位置や形によって住みやすさが変わってしまう箇所でもあります。

そこで今回は、「階段の位置や形」についてご紹介します💁‍♀️

階段の形の種類

階段といってもいくつか種類があります。主なタイプは以下の4種類があります。

  • 直階段
  • かね折れ階段(L字タイプ)
  • 折り返し階段(コの字タイプ)
  • 螺旋階段

直階段

  • 設置スペースが少なくて済む
  • 設置費用を安く抑えることができる
  • 傾斜が急になりやすい
  • 転落した際に下まで転がり落ちる心配がある

直階段とは、ストレートタイプの階段で、見通しがよくまっすぐに上り下りすることができます。多くの家庭で採用されている階段でもあり、どんなレイアウトにも合わせやすいです。

踊り場を設けずに済むので設置スペースが少なくて済み、費用を抑えることができるメリットもあります。

しかし、踊り場がないため誤って転落してしまった場合、下まで転がり落ちてしまう可能性が高い形状でもあります。省スペース化によって勾配が急になってしまうこともあるため、滑り止めなど安全対策が必要になります。

かね折れ階段(L字タイプ)

  • デッドスペースを活用できる
  • 傾斜を抑えることができる
  • 直階段よりスペースが必要
  • 面積が異なる段差ができる

かね折れ階段(L字タイプの階段)とは、L字のように途中で直角に方向が変わる階段のことです。
直階段と比べると必要になる面積が少しだけ大きくなるため、その分傾斜を抑えることができるという特徴があります。

デッドスペースになりがちな家の角部分を有効活用することができるというメリットも。

しかし、途中で直角に折れている分、面積が必要です
また、直角に方向が変わる際に面積が異なる段ができることで、足を踏み外す危険性もあります。

折り返し階段(コの字タイプ)

  • 踊り場があるため安全性が高い
  • 傾斜が緩やか
  • スペースが必要
  • 段数が増え、費用がかかる

折り返し階段(コの字タイプの階段)とは、上から見た時にコの字のように折り返す形になっている階段のことです。
広い踊り場があるため、万が一転落してしまった場合でも全段転がり落ちる心配がなく安全性が高いです。

安全性は高いですが、その分大きなスペースが必要になります。
段数も増えるため、費用がかかりやすくなります。スペースや予算に余裕がある場合に採用を検討するのがオススメです。

螺旋階段

  • デザイン性が高くおしゃれ
  • 省スペースで設置できる
  • 大きい荷物を搬入しづらい
  • 子どもや高齢者の転倒リスクが高まる

螺旋階段とは、巻き貝のように回転しながら上り下りする階段のことをいいます。
螺旋階段の魅力は、そのおしゃれな外観です。デザイン性が高く、螺旋階段の存在自体で空間をおしゃれにすることができます。

壁で階段を囲んだり踊り場を設置する必要がないため、過度にスペースを取らず狭小住宅にもフィットします。

しかし、階段が曲線を描いているため、家具や家電などの大きな荷物の搬入が難しく、難航しがちです。
また、踏み台が小さかったり扇状になっていたりなど特有のデザインであるがゆえに、子どもや高齢者にとって転倒・転落のリスクが高まってしまうことがあるため、安全対策が必須です。

階段の位置を決めるポイント

階段は家の中心付近にある方が便利

家の隅っこに階段を設置すると、2階の各部屋へ行く動線がどうしても長くなってしまいます。

コンパクトで効率の良い家を実現したい場合は、なるべく間取りの中心付近に配置することが理想です。

家の中心付近に階段があることで、2階の各部屋への廊下を少なくすることができます。そのため、動線を短くすることができるだけでなく、ムダなスペースがない家づくりを行うことができます

リビング経由か廊下・玄関ホール経由か

階段の配置は基本的に2パターンあります。

リビング経由

「リビング階段」とも呼ばれ、リビングを通って別の階に行くパターンです。
家族が帰ってきたら必然的に顔をあわせるため、コミュニケーションが取りやすい間取りです。

特に、思春期のお子さんは親とのコミュニケーションが減ってしまうことも。
リビング階段であれば、朝や帰宅時くらいは顔を合わせて挨拶する機会が生まれます。

しかし、家の中の音が通りやすくなったり、エアコン効率が下がってしまうことも。

お子さんが友達を連れてきた時にはリビングを通って2階に行くため、なんだか落ち着かなかったり散らかっているのが気になるというデメリットもあります。

廊下・玄関ホール経由

リビングを通らずに別の階に行くパターンです。リビング階段とはメリット・デメリットが正反対になります。

お子さんが友達を連れてきてもリビングを通らずに2階に通すことができるため、家にいるのに気を遣うなんてこともなくなります。
リビング階段に比べると家の中の音が気にならなかったり、エアコン効率が下がらないというメリットも。

しかし、帰ってきたら直接2階に上がることができるため、場合によってはお子さんと顔を合わせる機械が減ってしまうことがあります。

↓階段についての投稿はコチラ

今回は、「階段の位置や形」についてご紹介しました。

階段は、ただ1階と2階を繋ぐものだけでなく、位置や形によって使い勝手が大きく変わります。
過ごしやすい家にするためにも、階段にもこだわってみることがオススメです。