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世界の省エネ住宅

こんにちは!

日本は高い技術を持った国でもあり、いろいろな面で発展しています。
しかし、家に関しては「先進国の中で断トツに性能が低い」のです🌀

そのため、「夏は暑く、冬は寒い家」が多くあり、冷暖房費や光熱費の無駄だったり、健康被害を受けたりなど快適な生活を送ることができなくなっています🏠💦

また近年、脱炭素化など地球環境に優しい暮らしの実現に向けて「住宅の省エネルギー化」が課題となっています。

他の国の家の性能はどれほど進んでいるのでしょうか🤔
今回は「世界の省エネ住宅」についてご紹介します。

日本でも取り組んでる!ZEHとは🗾

日本政府は、2021年10月に閣議決定された第6次エネルギー基本計画において、2030年度以降に新築される住宅について「ZEH基準の水準の省エネルギー性能の確保」と、2030年において「新築戸建て住宅の6割に太陽光発電設備の設置」を目指しています。

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に関する情報公開について – 省エネ住宅 | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト (meti.go.jp)

政府はこれらの目標達成に向け、ZEHの普及に向けた取り組みを行っており、近い将来、ZEHがスタンダードになる時代がやってくる見込みです。

ZEHとは「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略称で、使うエネルギーよりも創るエネルギーが多い(もしくは、±ゼロ)になる家のことです。

ZEHのメリット

  • 高い断熱性能や高効率設備の利用で、光熱費を抑えることができる
  • 断熱性能・気密性能が高いので、室温を一定に保ちやすい上に夏は涼しく、冬は暖かい、快適な生活を送ることができる
  • 寒さによって引き起こされるヒートショックや心筋梗塞など健康被害のリスクを下げることができる
  • 太陽光発電や蓄電池を活用することで、災害時の停電の際にも安心

いち早くZEHに注目したのはイギリス💂

2006年、イギリス政府は「全ての新築住宅を2016年までにZEH化する」ことを発表しました!

健康意識の高いイギリスでは「推奨室温」が「イングランド防寒計画(Cold Weather Plan For England)2015.10」によって定められており、冬に暖房を消した状態で18度を下回る賃貸物件は、政府が改修、閉鎖、解体命令を出せる法律を制定しています。(HHSRS(住宅健康・安全評価システム))

WHO(世界保健機関)も、冬の室温を最低でも18℃以上に保つことを強く勧告しています。

室内の冷えや温度差がヒートショックや呼吸器系などの病を招きかねないからです。

写真:ぱくたそ

アメリカの取り組み🗽

アメリカのカリフォルニア州では、2008年に「2020年までにすべての新築住宅を、2030年までにすべての商業用建物をゼロエネルギー化させる」という目標を掲げています。

また、2019年の建築省エネルギー基準改正で、2020年以降に新築する全ての「一戸建て住宅と低階層の複合住宅」に太陽光発電システム導入の義務化を定めたそうです!(※ただし、日当たりが悪い場合は除く)

写真:ぱくたそ

ドイツの省エネ住宅🌱

「環境先進国」と知られているドイツでは「無暖房住宅」の取り組みが加速しているみたいです!無暖房住宅は、厳しい住宅性能基準をクリアし、暖房設備をほとんど使わなくて済む住宅のことです。

建物の断熱性や気密性を基準以上に確保すること、断熱効果が高いガラスを利用すること、自然エネルギーを存分に活用することを重要視しています。

ドイツでは、国が定めた省エネ政令(EnEV)の基準を満たした建築物が建てられており、新築のすべては環境建築と呼べる程です。

写真:ぱくたそ

世界各国、様々な取り組みがされているんですね!

家の性能は、快適な生活をおくるためにとても重要です。
建ててから後悔しないためにも、これからZEHレベルの性能基準が当たり前の時代が来ることを見据えて、ZEHなどの省エネ住宅に興味を持っていただければと思います😊