こんにちは!
家に中庭があるとプライバシーを確保しながら自然に触れることができます。
中庭を取り入れようか迷っている方のために今回は、「中庭のメリット・デメリット」についてご紹介します💁♀️
中庭とは
中庭とは周囲を建物に囲まれた庭のことです。住宅の庭は日当たりの良い南側などに設置されることが多いですが、建物の中心部に設置することで生活空間の真ん中に自然を取り込むことができます。
中庭のタイプ
中庭の形状や配置は、建物のデザインや間取り、ライフスタイルに大きく関わってくる部分です。
今回は、中庭によくみられる3種類のタイプをご紹介します。
- ロの字型
- コの字型
- L時型
ロの字型の中庭
ロの字型は、庭の四方を建物で完全に囲んだ間取りです。プライバシーをしっかりと確保することができ、四方の部屋にも光を取り入れることができるため開放感のある明るい家にすることができます。
一方で、中庭の面積が狭いと十分な風や光を取り込むことが難しくなります。水の逃げ場がなく雨水が溜まりやすいため、排水対策をきちんと行っておく必要があります。
コの字型の中庭
コの字型は、庭の三方が建物で囲まれ一方向だけ開口している間取りです。庭の一方だけを開口することで、外からの視線を程よく遮りながらも日光や風を取り入れやすいです。
建物に完全に囲まれているわけではないため、中庭と敷地外、中庭と室内の行き来も可能です。
一方で、建物に凹凸が増え形状が複雑になるため、建材や作業の手間がかかり建築費用が高くなりやすい傾向にあります。向きによっては外から見えてしまうため、近隣住宅や道路の位置を確認しておくことが大切です。
L字型
L字型は建物が「L」の形をしており、その内部が庭になっている間取りです。ロの字型やコの字型よりも一般的な庭に近いため中庭部分の面積を確保しやすく、間取りの自由度が高い特徴があります。
一方で、完全なプライベート空間にするには難しく外からの視線対策が必要になることも。
そのため、中庭としてのメリットが感じられにくいこともあります。
中庭のメリット
Merit
プライバシーを確保できる
周囲を建物や外壁に囲まれているため、外部からの視線が入りづらくプライバシーを確保することができます。特にロの字型の中には四方に壁があり、完全なプライベート空間です。
洗濯物を干すスペースとしても安心して活用できます。
Merit
アウトドアを楽しめる
近隣の目を気にすることなく、バーベキューやこども用のプールを置いたりして楽しむことができます。ガーデニングやDIY、天体観測を楽しむのもオススメです。
様々な活用法ができるため、生活の中で新たな楽しみ方を見つけることができます。
Merit
採光と通風
自然光を室内に取り入れることができたり、風通しを良くすることができます。
- 採光
光が差し込むことで部屋全体が明るくなり開放感のある空間にすることができます。
住宅密集地のような立地で、太陽光が遮られて採光しにくいケースにオススメです。
日中は照明を使わなくても過ごすことができるため、電気代の節約にも繋がります。 - 通風
家の内部に風が流れやすくなり、スムーズに換気を行うことができます。
自然の風が流れ込むことで、湿度を抑えてくれたり心地よさやリラックス感をもたらしてくれます。
Merit
子どもが安全に遊べる
中庭であれば子どもが道路に飛び出してしまう事態を防ぐことができるため、安全に遊ばせることができます。不審者が近寄ってくる心配もなく親の目が届きやすいため、家事をしながらでも安心して遊ばせることができます。
ペットスペースとして活用するのもオススメです。
中庭のデメリット
Demerit
建築費用が高くなりやすい
中庭をつくると建物の形状が凹凸になり外壁や窓が増えるため、建築費用が高くなりやすい傾向にあります。
費用は一般的に「ロの字型→コの字型→L字型」の順で低くなっていくので、予算にあったタイプを選んでみてください。
Demerit
雨水が溜まりやすく虫が発生しやすい
周囲を建物で囲まれているため、排水設備をしっかり整えていなければ雨水が溜まりやすく湿気が発生しやすくなります。虫の発生条件にもなってしまうため排水設備を整え、定期的に雑草を抜いたり、防虫剤を撒いたりすることがオススメです。
Demerit
居住スペースが狭くなる
中庭を設ける分、居住スペースとして使える面積が減ってしまいます。実際に暮らし始めてから後悔しないためにも、原則居住スペースを優先にして考える方がオススメです。
今回は、「中庭のメリット・デメリット」についてご紹介しました。
中庭を取り入れようか迷っている方の参考になれば幸いです🙌