こんにちは!
今日は朝から雪が積もってましたね。カーテンを開けたら一面真っ白でした!
あまり気にしたことがなかったのですが、日本の雪だるまは2段、西洋の雪だるまは3段と見た目が違う見たいですよ⛄
よく考えたら「アナと雪の女王」に出てくる「オラフ」も3段重ねですね!
冬は空気が乾燥していて火事の危険性が高まります。以前、「住宅火災」についてご紹介しましたが、火のないところで発生する「収れん火災」にも注意が必要です。
そこで今回は、「収れん火災」についてご紹介します💁♀️
収れん火災とは
収れん火災とは、太陽光が一点に集まり可燃物が発火することにより発生する火災のことです。
小学生の頃に行った、虫眼鏡で太陽光を一点に集めて黒い紙を燃やす実験と同じ理屈で発生します。
太陽の位置が低くなり部屋の奥まで光が差し込む冬は、収れん火災が起こりやすい傾向にあります。
収れん火災の原因になるもの
- メガネ
- 鏡
- 水の入ったペットボトル
- 水の入った水槽や花瓶
- 水晶玉
- ハーバリウム、スノードーム
- ステンレスボウル
- 車のホイール
収れん火災の原因になるものは、多岐にわたります。
水の入ったペットボトルなどの凸レンズによって透過光が屈折して一点に集まった場合と、ステンレスボウルなどの凹面鏡によって反射光が一点集まった場合に生じます。
収れん火災の事例
- 事例①
発生原因:水の入ったペットボトル
発生場所:一般住宅の庭
発生状況:ウッドデッキにおいて、鋳物製テーブルに置かれた水入りペットボトルがレンズの役割を起こし、テーブルの上のドライフラワーや新聞紙等に着火し、火災に至ったもの
- 事例②
発生原因:木片の入ったステンレス製のボール容器
発生場所:2階ベランダ
発生状況:太陽光線がボール容器内の凹面で反射し、容器内にあった木片に収れんし、発火した
- 事例③
発生原因:ビニールハウスの屋根部分に溜まった雨水
発生場所:ビニールハウス
発生状況:ビニールハウスの屋根部分に溜まった雨水がレンズ状になり、ビニールハウス内の枯れ木に太陽光が集まり出火、延焼した
収れん火災の予防
原因になるものがないかチェックする
収れん火災は、太陽光の光が集まって発生します。
まずは普段、各部屋にどの程度光が入ってくるのかを確認しておくことが大切です。
太陽の光が入ってくる範囲に、収れん火災の原因になるようなものが置かれていないかチェックしておくことでリスクを減らすことができます。
カーテンやブラインドを閉める
収れん火災の原因の1つは太陽光です。
そのため、日中や外出時には、カーテンやブラインドを閉めて太陽光を遮ることが大切です。
レースカーテンやすりガラスでもリスクを下げることができます。
カーテンを閉めたくない場合、使用時以外は鏡などに布をかぶせておくことがオススメです。
屋外にも気を付ける
室内だけでなく、屋外に置いている水の入ったペットボトルや自転車などにも注意が必要です。
直射日光が当たる場所や建物・可燃物の近くにこれらのものを置かないようにすることが大切です。
他にも、車のダッシュボードにメガネやサングラスを置きっぱなしにしないように気を付けてください。
今回は、「収れん火災」についてご紹介しました。
収れん火災の怖いところは、たったひとつの物に太陽の光が集まってしまうだけで、気づかぬうちに火災が発生する危険性があるということです。
空気が乾燥している冬は、小さな火元でも一気に延焼する危険性が高まるので、普段から火災の予防に努めることが大切です。