こんにちは!
身近なドアを見てみると、すべて同じではなくいろいろな種類がありますよね。
室内のドアにはどれを選んだがいいのか悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、「ドアの種類とそれぞれのメリット・デメリット」についてご紹介します💁♀️
ドアの種類
開き戸
開き戸は、前後開閉式のドアで多くの家で採用されています。開き戸には大きく分けて「片開き戸」と「両開き戸」の2種類があります。
- 片開き戸
ドアの基本であり、最も一般的なタイプです。1枚の戸を押すもしくは引くことで、片方だけ開閉します。
- 両開き戸
観音開きとも呼ばれ、2枚の片引き戸が中央から開くタイプです。荷物を出し入れする収納スペースや靴箱の扉として多く使用されています。倉庫や大きな会場でよく見られるタイプです。
「内開き」と「外開き」
開き戸には「内開き」と「外開き」があります。
「内開き」は部屋の内側に向かってドアが開き、「外開き」は部屋の外側に向かってドアが開きます。
部屋など個室のドアは「内開き」がオススメです。狭い廊下で外開きのドアだと、部屋に入る時に身体を捻じって入ることになったり、廊下にいる人にぶつかってしまう可能性があります。
逆にトイレなどの狭い空間の場合は「外開き」がオススメです。もしも、内開きのトイレの中で倒れてしまった場合、ドアが身体に引っかかってしまい速やかに開けることができないことがあります。
引き戸
引き戸は、ドアを左右にスライドさせることで開閉します。引き戸には大きく分けて「片引き戸」「引き込み戸」「引き違い戸」「引き分け戸」の4種類があります。
- 片引き戸
スライドドアとも呼ばれ、1枚のドアを片側にスライドさせることで開閉します。スライドさせた戸が収まるスペースを確保する必要があります。
- 引き込み戸
片引き戸に戸袋が付いたタイプです。戸袋とは、引き戸の扉が収納できるように箱状につくられている部分のことです。
戸を開くとスライドさせたドアが壁の中に収納され、部屋の外側からも内側からも戸が見えなくなるので、見た目をスッキリさせることができます。
- 引き違い戸
2本以上のレールの上で2枚以上の戸を行き違いにスライドさせることで開閉します。全ての戸を左右に動かすことができるため、左右どちら側にも開閉できます。
複数のレールや戸が必要なため、引き戸よりもスペースをとります。
- 引き分け戸
両開き戸とも呼ばれ、引き違い戸と違い1つのレールに2枚以上の戸を設置し、中央部分から左右に分かれて開閉します。部屋の間仕切りとしても使われます。
開き戸のメリット・デメリット
開き戸のメリット
- 省スペースで設置できる
- 施工できる場所が多い
- 気密性が高い
- デザインの種類が豊富
- お手入れがラク
開き戸は、片引き戸と違ってドアを引き込むスペースが必要ないので、狭い場所にも設置することが可能です。また、引き戸に比べると気密性が高いため、室内の空気が外に漏れにくいほか音漏れ防止にも効果的です。
デザインの種類も豊富なため、住まいの雰囲気に合ったものを選びやすい点も。
引き込み部分やレールがないため、お手入れもラクです。
開き戸のデメリット
- 前後に稼働スペースが必要
- 人にぶつかってしまうことがある
- ドアノブの出っ張りに注意が必要
開き戸は前後に開閉するので、前後に稼働スペースが必要です。荷物が多い部屋や正面・横に他の扉がある場合は設置しにくいです。
また、開閉時に扉の反対側にいる人にぶつかってしまったり、小さなお子さんがドアノブで頭や顔をぶつけてしまう危険性もあるため注意が必要です。
引き戸のメリット・デメリット
引き戸のメリット
- 開閉しやすい
- 開けっ放しにしやすい
- 扉同士が干渉しない
身体を前後に移動する必要もドアノブを回す必要もなく開閉しやすいため、車椅子の方や高齢の方、ドアノブに手が届かないお子さんでも使いやすいです。
開き戸は、風が吹いてしまうと閉まってしまいますが、引き戸は好きな場所で戸を止めることができます。開けっ放しにしても見た目がスッキリしているので、部屋の仕切りとしても活躍します。
横にスライドするため、扉同士が干渉する心配もありません。
引き戸のデメリット
- 気密性が低い
- 戸を引き込むスペースが必要
- 掃除の手間が増える
扉の上下に隙間があるため、開き戸に比べると気密性が低くなります。気密性が低いため、室内の空気が逃げやすかったり音を通しやすい性質があります。
また、戸を横にスライドさせるため、戸を引き込むスペースが必要です。
レールや戸袋がある引き戸は、ゴミや髪の毛・ホコリが溜まってしまうので掃除の手間が増えます。
今回は「ドアの種類とそれぞれのメリット・デメリット」についてご紹介しました。
ぜひ、それぞれのドアのメリット・デメリットを理解し、お部屋の用途や目的に合ったドアの種類を選んでみてはいかがでしょうか。