こんにちは!
近年、たくさんの人がインターネットを活用するようになりましたね。住宅にもインターネットを活用して生活をより便利にする「IoT(アイオーティー)住宅」というものがあるのをご存知でしょうか?
そこで今回は、「IoT(アイオーティー)住宅」についてご紹介します💁♀️
IoT住宅は
IoTとは、「Internet of Things(モノのインターネット)」の略称で、様々なモノをインターネットに接続することを意味します。
IoT住宅とは、このIoT技術やIoT製品を住宅の中に取り入れて、より効率的で便利な生活を実現することを目的とした住宅のことです。
IoT製品の一例として、アレクサなどのスマートスピーカーが挙げられます。
テレビやエアコンなどの電化製品のほか、玄関や浴室、照明やカーテンなど身の回りにある暮らしに関わるものをインターネットに繋げ、スマホやタブレットなどと連動させることで、以下のようなことができるようになります。
- 玄関ドアを開けると子どもの帰宅をスマホに知らせてくれる
- 外出先からスマホでお風呂の給湯を操作したり、玄関ドアの施錠を確認できる
- スピーカーに喋りかけるだけで、照明のオンオフやカーテン・シャッターの開閉などができる
IoT住宅でできること
AIによる学習
AI(人工知能)が住人の生活パターンを学習し、家電や設備を自動的に操作・調整してくれます。
例えば、毎朝決まった時間に起床することを学習すると、その時間に合わせてがカーテンが開いたり、エアコンを起動させることができます。
また、エネルギー消費量や室温などの使用パターンを学習し、最適な節電プランで家電や設備を運転してくれます。
室温、湿度、照明の明るさなども自動的に調整もしてくれるため、快適な環境の中で過ごすことができます。
安全性の向上
ドアや窓にセンサーが設置されており、異常を検知すると警報を発したりリアルタイムでスマホに通知が送られます。
また、外出先からでも玄関の施錠状態を確認したり操作することが可能なため、万が一鍵を閉め忘れてしまっても安心です。
ドアの開閉を感知して子どもの帰宅を通知してくれる機能を使えば、離れていても無事を確認することができます。
遠隔操作できる
家電と連携したスマートスピーカーに音声で指示したり、スマホやタブレットを操作するだけで、離れた場所にいても照明を切ったりカーテンを開けたりすることができます。
外出先でも操作ができるため、帰宅にあわせてエアコンのスイッチを入れたりお風呂を沸かすこともできます。
また、見守りサービスを利用すれば、外出先でも子どもやペット・離れて暮らす家族の様子を確認することができます。電気などの使用状況から安否確認も行えるため、家族の異変にすぐに気が付くこともできます。
IoT住宅の注意点
費用がかかる
IoT住宅には、建築費用やメンテナンス費用、維持費などがかかります。
導入する製品数や機能によって費用は異なりますが、IoTに対応した設備を追加する分、通常の住宅よりも建築費用がかかってしまう傾向にあります。
また、IoT設備が壊れてしまった場合は費用が発生する可能性があるため、保証期間などと合わせて事前に把握しておくことが大切です。
サイバー攻撃を受ける可能性がある
IoT住宅は住宅内の様々な設備がインターネットに繋がっているため、パソコンやスマートフォンと同じように第三者による不正アクセスや情報が漏洩する恐れがあります。
パスワードを複雑でわかりづらいものに設定したり、定期的なアップデートを行い常に最新の状態にしておくなどしてセキュリティ対策を行うことが大切です。
技術の進歩による廃番
近年、急速な技術進歩によって新しい機能が次々と登場しています。
そのため、IoT設備を導入したばかりなのに最新機種や最新技術がすぐに登場してしまうことも。
故障時の交換の際に、今まで使っていた設備が廃番になってしまっていることもあるため、導入しようと考えている設備に廃番予定がないか確認しておくことが大切です。
後付けはできる?
スマートロックや照明・家電制御など後付けできる製品も多くあります。簡単に後付けできる機器もあるため、住みながら導入していくのもオススメです。
事前に余裕のあるコンセント数を確保しておいたり、修繕やリフォームがしやすい設計にしておくと後からでもIoT製品を導入しやすくなります。
今回は、「IoT住宅」についてご紹介しました。
技術の進歩は、私たちの暮らしに様々な変化をもたらします。
共働き世帯の増加に伴い、家づくりにおける家事の時短が注目されている中、遠隔で操作することができたり帰宅が遅くなっても子どもを見守ることができるIoT住宅は、今後さらに注目度が高まっていくのではないのでしょうか。