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自然災害に備える家【台風編】

こんにちは!
7月~10月にかけては日本付近に接近・上陸する台風が増え、大雨や防風、高波、土砂崩れなど様々な被害をもたらします。
そこで今回は、「自然災害に備える家【台風編】」についてご紹介します💁‍♀️

台風に備える家

POINT!

強風に耐えられる屋根材

台風が発生した際、強風により屋根が飛ばされることもあります。屋根が飛ばされてしまえば室内が雨風にさらされるだけでなく、飛んで行った屋根が隣家の窓ガラスを割ってしまったり、他人にケガをさせてしまうことも。

屋根を選ぶ際は、防災瓦やガルバリウム鋼板などの「強風に耐えられる屋根材」を選ぶのがオススメです。他にも、飛ばされないようにしっかり留めておいたり、定期的にメンテナンスを行うことも大切です。

POINT!

風の影響を受けづらい陸屋根

陸屋根(ろくやね・りくやね)とは、勾配のない平らな屋根の事です。屋根に勾配がないことで風の影響を受けにくく、破損や屋根が飛ばされるリスクを低くすることができます。

しかし、勾配がない分、雨や雪が流れ落ちにくく雨漏りに繋がってしまうケースもあるため、防水加工や水はけについて考えることが大切です。

また、日光の影響を受けやすくなり、夏の直射日光が部屋まで入ってきたり、冬に日光が入らず部屋が暗くなることもあるため注意が必要です。

POINT!

台風に強い外壁材

屋根だけでなく外壁も台風の被害を受けやすい部分です。台風による強風であらゆるものが吹き飛んでくる可能性があり、外壁がキズついたり穴が空く原因になります。そのため、タイルなどの強度が高くキズがつきにくい外壁を選ぶのがオススメです。

また、屋根と同様に定期的なメンテナンスを行うことが大切です。

POINT!

耐風ガラスやシャッターを採用する

窓ガラスも強風で割れてしまうおそれがあります。割れた窓ガラスの破片が刺さってケガをしてしまうだけでなく、割れた窓から飛来物が家の中に飛んでくることも。
合わせガラスや強化ガラスなどの「強風にも耐えれる窓ガラス」を選ぶのがオススメです。

他にも、防風シャッターを取り付けたりあらかじめ飛散防止フィルムを貼っておく方法もあります。

POINT!

太陽光発電の導入

台風の被害で多いのが停電です。強風により電線や電柱が破損したり、落雷によって停電することがあります。
太陽光発電を導入しておけば、万が一停電してしまった場合でも電力を確保することができます。

大規模な停電の場合、復旧に数日かかることも。
経済産業省によると、2019年の台風15号では電力復旧までに4日の期間を要しました。

経済産業省「台風15号・19号に伴う停電復旧プロセス等に係る個別論点について」006_04_00.pdf (meti.go.jp)

POINT!

シンプルな四角い形の家にする

シンプルな四角い形の家は、軒や庇などの飛び出ている部分が少ないため風の影響を受けづらい特徴があります。
壁や柱の1部分に負荷が集中するとダメージを受けやすいですが、シンプルな四角い家の場合、4つの壁に均一に力がかかるため、抵抗力を獲得できます。

さらに地震の揺れにも強いという特徴もあります。

POINT!

鉄筋コンクリート造(RC造)

台風の多い沖縄県では、鉄筋コンクリート造(RC造)の住宅が多くを占めています。
木造に比べると耐用年数が長く、硬さや重量があり強度に優れているため台風に強いとされています。

木造住宅でも外力に強い構造に沿って建築することで、被害を減らすことができます。

POINT!

平屋

平屋は地震だけでなく、台風にも強いと言われています。
平屋には2階がない分、雨や風が当たる面積も小さくなり、重心が低い位置にあるため強風の影響を受けにくくなります。

さらに塀やフェンスがあると飛来物から家を守ってくれます。

POINT!

広めの玄関土間やシューズクローク

台風が来るとわかれば、外に置いている自転車や植木など飛ばされそうなものを室内に移動させる必要があります。
広めの玄関土間やシューズクロークがあれば、これらを置くスペースを確保することができます。

今回は、「自然災害に備える家【台風編】」についてご紹介しました。
台風は雨風に強い材質を選ぶことも大切ですが、日ごろから定期的に点検やメンテナンスを行うことが重要です。
台風がくるとわかったら外のものを室内にしまうなど、事前準備を心掛けたいですね。

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