こんにちは!
家を建てる際には様々なことを考え検討する必要がありますが、その中の1つに「エアコンの位置」があります。エアコンの位置をあまり考えずに配置してしまうと後悔に繋がることも。
今回は「新築時のエアコンの位置」についてご紹介します💁♀️
エアコンの位置失敗例
エアコンの位置の失敗例には以下のようなものがあります。
- 直接風が当たる位置にあって不快
- カーテンレールやクローゼット・照明とエアコンが干渉する
- 室外機の位置で外観が悪くなった
- エアコンの効きが良くない
- インテリアに馴染まず浮いている
- エアコンの風がちょうど当り、カーテンが動いて気になる
エアコンの取り付けに必要な条件
Condition
エアコン専用コンセントの近く
エアコンは使用電力が大きいため、安全に使用するためには専用のコンセントが必要です。専用のコンセントを使用しないと火災やブレーカーが頻繁に落ちる原因になってしまいます。
Condition
配管の穴よりも高い位置
エアコンの水は配管の穴を通って室外機から排水されます。そのため、室内機と室外機をつなぐための壁穴が必要です。
配管の穴よりも低い位置にエアコンを設置してしまうと、この排水される水が逆流してしまいます。室内を汚さないためにも、配管の穴よりも高い場所にエアコンを設置することが重要です。
Condition
火災報知器よりも1.5m離す
火災報知器とエアコンが近いと風が当たってしまい、火災の煙を正確に検知できない可能性があります。
そのため、エアコンの吹き出し口と火災報知器を1.5m以上離す必要があり、消防法によって定められています。
Condition
床面から1.8~2.4mの高さの場所
低すぎると水漏れの原因になり、高すぎると設置作業や日々のお手入れが大変になってしまいます。これらのトラブルを防いだり、冷暖房の循環やリモコン操作がスムーズに行えるようにするためにも「床面から1.8~2.4m」に設置することが推奨されています。
エアコン設置のポイント
POINT!
部屋の短辺に設置する
エアコンの運転効率を上げるためには、エアコンの風が部屋全体に届きやすくする必要があります。そのためにはエアコンの風が当たる面積を増やすことが重要です。
エアコンの風は前方に向かって吹き出し、横方向にはあまり広がりません。
なので、長方形型の部屋では、長辺側に設置すると部屋の両端に風が送られにくく設定温度になるまで時間がかかります。
短辺側に設置するほうが風を効率よく均一に循環させることができるため、短時間で快適な室温にすることができます。
POINT!
壁や天井から少し離す
壁や天井ギリギリまでくっつけて設置すると、カバーや前面パネルの開閉がしずらくなりメンテナンスやフィルター掃除が困難になります。
また、エアコンは周囲の空気を取り込んだり吐き出すことで空調を行っているので、一定の隙間がないと周辺の空気の取得の妨げになり冷暖房効率が悪くなってしまいます。
クローゼットの扉やカーテンレール、窓などに干渉していないかも確認しておくことがオススメです。
POINT!
エアコンの下に家具を置かない
エアコンの吹き出し口の真下に背の高い大型の家具を置いてしまうと、跳ね返った風や家具の温度にセンサーが誤反応を起こし設定温度にならないことも。
特に暖房は下向きに設定するので、家具に直接温風が当たることで家具そのものが傷んでしまう原因になることもあります。
POINT!
風が直接あたらない位置
ソファやベッドなどに位置によってはエアコンからの風が直接あたってしまい、体調を崩してしまう原因になってしまいます。健康面を考えてエアコンと家具の位置を調整することが大切です。
POINT!
エアコンの色をインテリアに合わせる
せっかく壁紙にアクセントカラーを取り入れても、エアコンが馴染まずに浮いてしまうともったいないですよね。エアコンは白色以外にも様々なデザインや種類があるので、インテリアにあったものを選んでみてはいかがでしょうか。
今回は、「新築時のエアコンの位置」についてご紹介しました。
エアコンは生活する上で欠かせない設備です。取付位置によって暮らしやすさやが変わるので、家を建てる際にはしっかりと検討してみてください。