こんにちは!
大きな買い物でもある家、少しでも長く住み続けたいですよね。
そこで今回は、「長く住み続けられる家づくり」についてご紹介します💁♀️
長く住み続けられる家とは?🏠
日本の住宅寿命は他の先進国に比べ断トツで短命です。日本の住宅の寿命は約30年といわれていますが、イギリスでは約77年、アメリカでは約55年といわれています。
出典:国土交通省 長持ち住宅の手引きより引用(tebiki.pdf (mlit.go.jp))
日本国民の新築へのこだわりもあり、もともと一般住宅では古くなった家は壊して新しく建て直す家づくりが行われていました。しかし、住む人への負担や住宅を解体する際に発生する廃棄物などの影響で環境問題にも発展していきました。
対して、これからの時代は「作って壊す」から「長持ちさせる」時代へ。良い家を建てて手入れをしながら長く住み続けられる家づくりに変えていこうという動きが広まっています。主な取り組みとして、2009年に国が長期優良住宅を認定して待遇する「長期優良住宅制度」が始まっています。
長期優良住宅とは
長期優良住宅とは、「長期にわたり安心・快適に住み続けられるための措置が講じられた性能の高い住宅」のことを指し、「長期優良住宅の認定制度」の基準をクリア・認定を受けている家のことです。
5つの措置
- 長期に使用するための構造及び設備を有していること
- 住居環境等への配慮を行っていること
- 一定面積以上の住戸面積を有していること
- 維持保全の期間、方法を定めていること
- 自然災害への配慮を行っていること
出典:国土交通省 長期優良住宅認定制度の概要について(001597440.pdf (mlit.go.jp))
長く住み続けられる家にするには
長期優良住宅以外でも、家づくりの段階で工夫をすることで長く住み続けられる家を実現することが可能です。
快適さ
快適に過ごすことができない家は、長く住み続けられる家とはいえません。1年中快適な室内環境で過ごすためには、高い断熱性と気密性が重要です。
断熱性と気密性が高いことで外気温に左右されにくい家になり、部屋間の温度差や上下の温度差を小さくすることができます。
ライフスタイルの変化に対応
ライフスタイルは年齢と共に変化していくものです。家を建てる際、現時点のライフスタイルだけを考慮して家づくりを行うと、使わない部屋や設備が発生してしまったり、将来足腰が悪くなった時に住みづらい家になってしまうことも。
家族構成の変化やこどもの成長など、暮らし方は変化するものだと思って、事前にリフォームや間取りの変更がしやすいように設計しておいたり、バリアフリー性を考慮しておくことが大切です。
土地選びも大切
どんなに耐久性が高い建物でも、立地条件が悪ければ安心して長く住み続けることは難しいです。地盤が軟弱でないか、水害や土砂災害のリスクがないかなど自然災害に遭いにくい安全な土地なのかを事前に確認しておくことが大切です。
また、線路に近すぎる土地や隣の家との間隔があまりにも狭いと外壁の修繕や給湯機などの設備に不具合があった時の対応が難しくなります。メンテナンスがしにくかったり必要な経費が高くなってしまうこともあるので注意が必要です。
将来も考えた家づくり
マイホームを少しでも長く住み続けるためには、家づくりの段階から考えておくことが重要です。
人生100年時代、30代40代でマイホームを建てると50年以上住み続けることになります。いくつになっても安心・安全で快適に過ごせるように、将来のことも見越して長く住み続けることができる家づくりを計画してみてくださいね。