こんにちは!
吹き抜けのある家はおしゃれで開放感があっていいですよね!開放感のある空間は明るく広々としていて気持ち的にも前向きになれそうな気がしますよね。
せっかく吹き抜けを取り入れたのに後悔した…という事態を避けるためにも事前にメリットとデメリットを知っておくことが大切です。
そこで今回は、「吹き抜けのメリット・デメリット」についてご紹介します💁♀️
吹き抜けとは
吹き抜けとは、下の階の天井を作らず上下の階をひと続きに繋げた空間のことです。リビングだけでなく玄関やマンションのエントランス部分、商業施設などにも取り入れられます。
「吹き抜け」と「高天井」は似ているようで異なります。吹き抜けは複数階の空間を縦につなぎますが、高天井は高い天井のことで各階層の天井自体の高さを上げます。
通常の天井高は約2.2~2.5mですが、吹き抜けにすると天井高はその倍の5~6mほどになります。
吹き抜けのメリット
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開放感のある空間になる
開放感のある空間を得られるのは、吹き抜けの最大の魅力です。
吹き抜けがあることで天井が高くなり、視界が広がるため開放感が生まれます。
床面積が狭くても窮屈な印象を与えにくくなるため、狭小住宅などの限られた空間を広く見せるのにオススメです。
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日光を取り入れて部屋を明るくできる
吹き抜けの上部に窓を取り付けることで、部屋の奥まで日差しが行きわたり部屋全体が明るくなります。
周りの建物の影響で日差しが届きにくかったり、隣の住宅との距離が近く視線が気になる場合でも採光を確保しやすくなります。
天気のいい日は電気を消していても明るいため、電気代の節約にも繋がります。
窓の大きさや配置場所によっては、青空や星空を眺めながらゆったりとくつろぐこともできます。
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家族の気配を感じやすい
吹き抜けは下の階の天井がない分、家族の気配を感じやすくなります。特にリビングに吹き抜けを取り入れることで、1階と2階で顔を見ながらコミュニケーションが取りやすくなります。
ほどよく生活音が聞こえることで、安心して勉強や作業に取り組むことができるメリットがあります。
吹き抜けのデメリット
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冷暖房効率が悪くなる
吹き抜けは、冷暖房が効きにくいというデメリットがあります。
基本的に暖かい空気は上に、冷たい空気は下にとどまる性質があります。
そのため、冬場は1階で暖房を入れても暖かい空気が上昇してしまったり、吹き抜けの上部から冷たい空気が下りてくることで床付近が寒くなりやすい傾向があります。
また、夏場も同様に、高い位置の窓から日差しが入り込むと室内の温度が上昇しやすく、熱がこもりやすいです。
結果として冷暖房効率が悪くなり、光熱費がかさみやすくなってしまうのです。
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掃除やメンテナンスが大変
吹き抜けは天井が高い分、掃除やメンテナンスが大変です。
吹き抜けがなければ脚立によって対応が可能ですが、吹き抜けがある場合は脚立でも手が届かない部分も。
照明やシーリングファンを設置する場合は、業者さんを呼んで足場を組んでもらい、掃除やメンテナンスをしてもらう必要があるかもしれません。
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2階の居住スペースが狭くなる
吹き抜けの広さの分だけ2階の居住スペースは減ります。
事前に家族の人数やつくりたい部屋の数・広さを把握しておき、吹き抜けを作るスペースがあるか確認しておくことが大切です。
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音やにおいが広がりやすい
家族の気配を感じやすいメリットがありますが、その分、音やニオイが広がりやすいというデメリットもあります。
リビングの話し声や生活音が響いて眠れなかったり揚げ物や焼き肉のニオイが家全体に広がりやすくなります。
吹き抜けを採用する際のポイント
POINT!
断熱性・気密性を高める
吹き抜けがあっても快適な室温で過ごすためには、断熱性・気密性を高めることが大切です。
縦方向に空間が広くなるので冷暖房効率が悪くなりやすいですが、家の断熱性・気密性を高めることで外気温の影響を受けにくくなり、快適な室温を維持することができます。
熱の出入りが少ない魔法瓶のような状態にすることで、冷暖房効率を高めることができ光熱費の削減にも繋がります。
POINT!
床暖房を設置する
暖房で温めた空気は上に流れてしまいますが、床暖房を設置しておけば足元から温めてくれます。
設置しておくことで、寒い冬でも快適に過ごすことができます。
POINT!
シーリングファンを設置する
シーリングファンとは、天井に吊るして空気を循環させるサーキュレーターです。
吹き抜けはどうしても部屋の上の方と下の方で温度差が生まれやすいですが、部屋の空気を循環させることで室温を均一にし、冷暖房効果を高めてくれます。
POINT!
掃除やメンテナンスのことを考える
はじめから伸縮できるモップが届く位置に窓を設置したり、ダウンライトではなくペンダントライトや昇降機能付きの照明を取り付けるなどしておくことで、業者さんに頼まなくても自分たちで掃除やメンテナンスがしやすくなります。
髙い位置の照明や窓を掃除しやすいグッズもあるため、使えそうな便利グッズを把握しておくのもオススメです。
今回は、「吹き抜けのメリット・デメリット」についてご紹介しました。
吹き抜けはおしゃれで開放的な印象を与えますが、いくつかデメリットもあるので気を付けたい部分です。ですが、デメリットは断熱性能を高めたりなど工夫することでカバーできる部分もあります。メリット・デメリットをよく理解したうえで検討してみてはいかがでしょうか。