こんにちは!
長く住み続けているとどうしても老朽化や設備の劣化が生じてしまいます。
また、暑さや寒さに対する不満であったり家族構成の変化によって今住んでいる家が住みづらく感じてしまうことも。
愛着のある家を全体的に新しくしたいと思った時、フルリフォームするかもしくは建て替えるか、悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、「フルリフォームと建て替え」についてご紹介します💁♀️
フルリフォームと建替えの違い
長く住み続けている家を完全に新しくするには、建替えとリフォームの2つの選択肢があります。
- フルリフォーム
フルリフォームとは床や壁、天井を全て取り払い、柱や梁などの枠組みや基礎部分などの主要構造部を残して解体し、目に見える箇所すべてを改修することをいいます。
床や壁などを全て取り払うスケルトンリフォームもフルリフォームに入ります。
- 建替え
建替えとは、基礎部分まで全て含めて家を解体・撤去して更地の状態に戻してから改めて家を建てることをいいます。大幅に間取りを変えたい場合や骨組みや基礎部分の老朽化が進んでいて修復できない場合に、建替えが選ばれます。
フルリフォームのメリット・デメリット
- メリット
フルリフォームは既存の主要構造部を使用できるため、新築や建て替えに比べると費用を抑えることができたり工期を短くすることができます。(ただし、設備のグレードなどの条件次第では建て替え時と費用があまり変わらないことがあります。)
また、部分的なリフォームの場合、新しくした部分と古い部分で統一感がなくなってしまいがちですが、フルリフォームなら目に見える箇所すべてを新しくするため、統一感を出すことができます。
他にも、建物を建て替えることができない再建築不可の物件でもフルリフォームにより家を新しくすることが可能です。
- デメリット
フルリフォームは梁や柱などの枠組みを残すため、必ずしも理想の間取りを現実できるとは限りません。壁を取り払って間取りを変更することは可能ですが、大幅な間取り変更は困難です。
部分的なリフォームでも満足できる場合があるため、フルリフォームを行う前に部分的なリフォームも検討してみるのもオススメです。
また、見た目は新しくなりますが、既存の主要構造部は残っているため築年数がリセットされるわけではないため資産価値は上がりづらいです。
建て替えのメリット・デメリット
- メリット
建て替えは1度建物を取り払って再度建て直すため、自由な間取りを実現できるだけでなく、地盤調査や改良工事も可能です。
ゼロから計画することができるため、生活動線が悪かったり家族構成が変わって間取りを変更したいなど現状抱えている住まいの不満を解消することができます。
- デメリット
建て替えは解体費用や建築費などどうしてもコストがかかってしまいます。
すべて取り壊してしまうため、愛着のあるすまいを1部分でも残すことができません。
また、法令によって建て替えることができないケースもあるため注意が必要です。
フルリフォームと建て替え迷ったら
フルリフォームと建て替えで迷った場合には、以下の事項をポイントに考えてみてください。
フルリフォームがオススメなケース
- 全体的に新しくしたいけど、費用をなるべく抑えたい
- 長く住み続ける確証がない・家を受け継ぐ人がいない
- 骨組みを動かすほどの大きな間取り変更をしない
- マイホームに対する愛着や思い入れが強い
- 基礎や骨組みが劣化していない
- 早く住む必要がある
建て替えがオススメなケース
- 間取りや住環境を大幅に変更したい
- 基礎や柱の老朽化が進んでいる
- 断熱性能や耐震性能を高めたい
- ある程度予算を確保できる
- 投資目的で不動産を取得する
今回は、「フルリフォームと建て替え」についてご紹介しました。
フルリフォームや建て替えによって家を新しくすることで、新鮮な気持ちで生活することができます。ただし、建物の状態によっては、工事の規模が大きくなったり価格が高くなる可能性があるので注意が必要です。